ミャンマーで共に鉄道をつくった元部下が、日本の鉄道現場へ。施工管理エンジニアの新たな挑戦

こんにちは。
ミャンカラエージェンシー株式会社です。

今回はミャンマーから日本へやってきて
現在、日本の鉄道に関わる仕事で
新しい一歩を踏み出している女性をご紹介します。

彼女は、私にとって単に「紹介したミャンマー人材」ではありません。

私がミャンマーで鉄道プロジェクトに携わっていた当時、
軌道チームのエンジニアとして、私の下で一緒に働いていた元部下です。

一緒に現場に入り、仕事に対する姿勢も、技術力も、
人柄も見てきた人材です。

その彼女が今、日本へ渡り、再び鉄道に関わる仕事に挑戦しています。

今回は、ミャンマーで一緒に働いていた頃から、
日本の鉄道現場で働き始めた現在までをご紹介したいと思います。


ミャンマーで出会った軌道チームのエンジニア

私と彼女が出会ったのは、
ミャンマーで鉄道関係の仕事をしていた頃です。

当時、彼女は軌道チームのエンジニアとして、
施工管理をはじめとするさまざまな業務に携わっていました。

鉄道工事では、
・工程が予定通り進んでいるか。
・施工品質に問題がないか。
・現場の安全が確保されているか。
・図面通りに施工できているか。

一つひとつを確認しながら仕事を進めていかなければなりません。

特に鉄道は、人の命を預かるインフラです。

小さな確認不足や認識のズレが、
大きな事故につながる可能性があります。

だからこそ、技術だけではなく、
責任感や周囲とのコミュニケーションも非常に重要な仕事です。

私は一緒に働いていたからこそ、
彼女がどのように仕事へ向き合う人なのかを知っています。


五洋建設や鉄建建設JVなど、
日本企業の現場で積み重ねた経験

彼女には、ミャンマー国内で約9年にわたり
建設・施工管理に携わってきた経験があります。

建築・工場建設・橋梁工事などを経験し、
日本の大手建設会社が関係するプロジェクトにも参加してきました。

その一つが
五洋建設(PENTA-OCEAN CONSTRUCTION)での仕事です。

五洋建設ミャンマー支店から発行された推薦状にも、
JFE Meranti工場建設プロジェクトでBuilding Engineerとして勤務し、
仕事への姿勢、
コミュニケーション力、
整理能力、
自立して業務を進める力などが
評価されていたことが記されており、
ISOに関する研修プログラムづくりなども任されていた人物です。

そしてもう一つ、大きな経験となったのが、

ヤンゴン-マンダレー鉄道改良プロジェクトです。

鉄建建設・りんかい日産建設JVではSite Engineerとして勤務。

2022年9月から2024年8月までプロジェクトに携わり、
問題解決能力、
仕事の速さ、
チームワーク、
必要な場面でリーダーとして動ける能力などについて、
推薦状でも高い評価を受けています。

つまり、彼女にとって日本企業の仕事の進め方は
まったく未知のものではありません。

ミャンマーにいた頃から、
日本企業と一緒に働きながら経験を積み重ねてきました。


測量・CAD・施工管理。
現場で身につけてきた専門性

彼女が得意としている仕事の一つが測量です。

縦断測量や緩和曲線測量など、
鉄道・土木工事に関わる測量業務を経験してきました。

さらに、

  • AutoCADを使った図面作成
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 安全管理
  • 工事関連書類の作成
  • 現場確認
  • 技術者間の調整

など、施工管理に必要となる幅広い実務経験を持っています。

Thanlyin Technological Universityで土木工学を学び、
AutoCAD 2D・3Dや工事積算、エンジニアリングマネジメントなどの
専門研修も受けてきました。

「外国人だから採用する」のではありません。

これまで培ってきた技術や経験があり、
それを日本の現場で活かせるエンジニアだから採用につながった。

ここは、とても大切なポイントだと思っています。


そして、ミャンマーから日本へ

そして現在。

彼女は日本へ渡り、
有限会社先中軌道様で施工管理に関わる仕事をスタートしています。

働き始めて、まだ約1ヶ月。

日本の鉄道現場独自のルールや書類、専門用語など、
覚えなければならないことはたくさんあります。

現在は、

・写真整理や施工記録の確認
・竣工書類の作成・整理
・現場での施工管理
・CADや各種施工資料に関する業務

など、一つずつ日本の仕事の進め方を身につけています。

ミャンマーで経験してきた施工管理と、
日本の鉄道現場で求められる施工管理。

もちろん、すべてが同じではありません。

だからこそ、これまでの経験を土台にしながら、
日本の基準を改めて学んでいくことが重要になります。


写真整理や竣工書類も、施工管理の大切な仕事

施工管理というと、

「現場に立って作業を確認する仕事」

というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし、実際にはそれだけではありません。

工事の状況を写真として記録し、必要な資料として整理する。

施工内容を確認し、竣工時に必要となる書類をまとめる。

図面や工程と現場の状況を照らし合わせる。

こうした一つひとつの積み重ねによって、
工事の品質や安全が管理されています。

写真を見ると、パソコンと現場写真がまとめられた資料を見比べながら、黙々と作業をしています。

派手な仕事ではないかもしれません。

でも、こうした仕事を正確に積み重ねることも、
施工管理者にとって大切な役割です。


日本語N3。そして英語も大きな武器に

海外人材が日本で働くうえで、
技術と同じくらい重要なのがコミュニケーションです。

彼女の日本語能力は現在N3レベル。

そして、英語についても非常に高いレベルで
コミュニケーションをとることができます。

もちろん、日本の鉄道現場では専門的な日本語も多く、
・安全教育
・作業手順
・施工方法
・緊急時の対応

など、曖昧な理解では済まされない場面があります。

だからこそ今後も、
日本語についてはさらに勉強していかなければなりません。

一方で、

日本語・英語・ミャンマー語を使いながら、技術について理解できる人材

というのは、これから外国人材が増えていく建設・鉄道業界において、
とても大きな存在になると考えています。


将来は、
ミャンマー人チームを支えるリーダーへ

今回の採用には、もう一つ先の未来があります。

それは、

ミャンマー人技能者によるチームをつくり、
将来的に彼女にその中心になってもらうこと。

です。

今後日本の建設・鉄道業界では、
外国人材がさらに増えていくと考えられます。

しかし、人を採用するだけでは十分ではありません。

日本式の安全管理を理解してもらう。

施工手順を正しく伝える。

分からないことを相談できる環境をつくる。

日本人スタッフと外国人スタッフの間に入り、意思疎通を図る。

こうした存在が必要になります。

彼女には、

鉄道施工管理の経験があります。

日本企業と働いてきた経験があります。

日本語・英語・ミャンマー語という語学力があります。

そして何より、現場で仕事をする人の気持ちが分かります。

だからこそ将来的には、
施工管理者としてだけではなく、日本人とミャンマー人をつなぐリーダーになってほしいと思っています。


「履歴書だけでは分からない人柄」
まで知っているから紹介できる

今回の彼女の採用は、
私たちミャンカラエージェンシーにとっても、意味のある事例です。

なぜなら彼女は、

求人サイトで見つけた人材でも、

履歴書だけを見て紹介した人材でもありません。

私は実際にミャンマーの現場で彼女と一緒に働いていました。

現場でどんな働き方をするのか。

分からないことがあった時にどう行動するのか。

周囲の人とどのようにコミュニケーションを取るのか。

責任を持って仕事に向き合える人なのか。

そういった、履歴書だけでは分からない部分まで見てきました。

だからこそ、

「この人なら日本でも頑張れる」

と思える人材を、日本企業へつなぐことができます。

これは、私たちがミャンマー人材紹介を行ううえで、
とても大切にしていることです。


ミャンマーで一緒に働いた仲間と、
今度は日本の鉄道を支える

彼女はミャンマーで一緒に鉄道の仕事をしていた仲間。

その彼女が今、日本へ渡り、日本の鉄道に関わる仕事をしています。

当時、一緒に現場を走り回っていた仲間が、
今度は日本で新しいキャリアをスタートさせている。

私自身、とても感慨深いものがあります。

まだ日本での仕事は始まったばかりです。

日本語も。
日本の鉄道のルールも。
施工管理の方法も。

これから覚えていかなければならないことは、たくさんあります。

でも、ミャンマーで彼女が働いている姿を見てきた私だからこそ、

これからどのように成長していくのか、とても楽しみにしています。

いつか、

「彼女に任せれば大丈夫」

と言ってもらえる施工管理者になり、

さらにその先には、

日本で働くミャンマー人エンジニアたちを支えるリーダー

になってほしいと思います。

ミャンマーと日本。

場所は変わっても、鉄道を安全につくり、守っていく仕事は続いていきます。

これからも一緒に頑張っていきましょう!


ミャンマー人の採用をご検討中の企業様へ

「施工管理経験のある外国人材を採用したい」
「建設・土木経験者を探している」
「技術者を採用したいが、日本語やコミュニケーションが心配」
「技人国で外国人エンジニアを採用するにはどうすればいい?」
「採用だけではなく、来日後までサポートしてほしい」

このようなお悩みをお持ちの企業様は、
是非ミャンカラエージェンシーへご相談ください。

私たちは、単に人材をご紹介して終わりではなく、

その人がどんな経験をしてきたのか。
どんな技術を持っているのか。
どんな人柄なのか。
そして日本の企業で、どのように活躍できるのか。

そこまで考えた人材紹介を大切にしています。

企業様にとっては、

「外国人を採用した」

ではなく、

「会社の未来を担ってくれる仲間が増えた」

と思っていただける採用を。

そしてミャンマーの方には、

「日本へ来て、この会社で働けてよかった」

と思ってもらえる仕事との出会いを。

これからも、ミャンマーと日本をつなぐ橋渡しを続けていきます。

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